ナース

泌尿器科のお話します

目次

みなさん こんばんにちわ~

 

いきなりですが 今回はこはくとうが

ナースで勤務していた泌尿器科についてお話していこうと思います WW

 

たくさん話したいことありすぎて...正直困っています WW

泌尿器科っていうと
一般的にも イメージ的にも みなさんはどうですか?

あんまり いい感じではないかも 知れません...

こはくとうも携わるまで そんな感じでした WW

でも 決して そんなことはありません

 

ちょっと 今回は ナースの視点からのお話です

だた単に 泌尿器科に興味のある方も読んでみてください

これからナースを目指している人 お仕事で転科を考えてるナースさん

 

読んでくだされば 泌尿器科のイメージ 捉え方が 変わると思いますよ

 

 

 

泌尿器科って いったいどうなん?

一般的には おしっこ 尿に関しての病気 とか 性病とか

ちょっと..言えないようなことで 受診する科みたいな

 

看護学生、ナースは 知識があるので わかっているかと思いますが

それでも...

診療科でいうと どちらかと言えば..

正直なところ 他の科より 地味な感じ...

そんなふうに捉えている方が多いと思います

 

泌尿器科なので
もちろん『おしっこ』で困っている人が受診されます

ビックリするくらい...

 

男性の場合だと 一番多いのが『排尿障害』です

尿が出にくい  漏れる  勢いがない 頻尿(回数が増える)など

膀胱に貯めること 出すことが 上手くできない
患者さんは それぞれに症状が違います

年齢が高くなってくることで 前立腺肥大やホルモンの影響
糖尿病や脳血管障害 脊髄疾患など

複合的に合わさって 症状がある方もいますし
服用しているお薬が原因でも 排尿障害を起こします

 

 

女性の『排尿障害』の場合は

くしゃみで尿が漏れるという症状の方や
トイレに行った後 10分もしないうちにトイレに行きたくなる
尿を全部出しきれてない..膀胱の中に残尿がある為の頻尿

骨盤底筋(お腹の中の臓器を支えている筋肉)が弱くなってる原因です

男性と同じように 糖尿病や脊髄疾患など
肥満や女性ならではの矯正下着を着けているなど

複合的に合わさってる場合もあるので
患者さんの原因はそれぞれ違います

それ以外でも たくさん排尿障害を起こす 疾病や原因もあるんです

 

泌尿器科に携わり 分かったことなんですが...

 

トイレに行くことは 生活の中でものすごく密接に関わっています

なので...日常生活に支障をきたし とても不快ともいえます

 

『排尿障害』で困っている人は 外出時もトイレを確認するといわれています

きちんと患者さんの状況を把握しないといけない科でもあるんです

単に症状で お薬を飲めば治るわけではなく

原因と症状に対しての診断が見合ってなければ

症状も生活の質も改善できません...

世の中『おしっこ』で困っている人が...
こんなにいるの?思うぐらい

そうなんです  悩んだり 困っている人が多いんですよ

 

 

そして...

泌尿器科って それだけではありません

 

ものすごく...診療範囲が広いんですよ

 

男性 女性 トランスジェンダー

赤ちゃんからお年寄りまでです

 

泌尿器科に携わることは 疾病はもちろんですが

診療上 その患者さんのこと
プライベートを知ることになります

 

他の診療科であれば
症状を聞き 検査などを行い
結果で治療をするところの流れになりますが...

泌尿器科は その患者さんの人生を知ることも結構あります

パートナーや 様々な事情 生き方まで
目の当たりにすることがたくさんあります

 

なので...すごく深いと言えます

 

治療することで 症状の緩和や完治すること

もちろん余命〇ヵ月という診断もあります

 

けれど...時には どうしようもない

ナースのお仕事を携わる中「頑張ってください」としか言えない

人生を左右する決定的なことです

そんな診療にあたった時は 切なかったり 悲しかったりします

 

でも 人生そのものを目の当たりにした時

それぞれの患者さんに感銘を受けます

診療の中で...

通り一遍なものではないのが 実は泌尿器科なんです

 

 

 

 

いろいろな人生

泌尿器科では延べ2万人の患者さんに携わってきましたが

心に残った患者さんは何人もいます...

 

新婚のご夫婦が来院されました

ご主人が『クラインフェルター症候群』の診断を受けたという経緯
子供を授かりたい思いで相談をされましたが

クラインフェルターは先天異常で男性には生殖能力はなく精子が作れません
「どの病院に行っても 難しい」という診断

お夫婦で話し合い どうしたかは 分かりませんが
切実な思いが いたたまれませんでした

 

 

50歳前後の男性は

尿が出ないという症状で来院
エコーで膀胱の中に多量の尿と大きな影
それは『膀胱がん』でした

その患者さんは経営者でした
忙しい年代でもあるし 仕事は休めないというのを...説得
既に余命は数か月もありませんでした

その患者さんは家族に話し 会社をたたむことを決められました
血尿が1年前に2回あった時 受診さえしてくれれば...
残された家族 その患者さんの思い いろいろ考えると胸が痛みました

 

長年ずっと受診されていた80歳代の男性

解離性大動脈瘤が見つかり...

「やりたくないけど 手術をしないとダメらしい
きっと..もう ここには受診できないと思う お世話になった」と言われ

本当に切なかった
「大丈夫ですよ 頑張ってください」と言うしかない
そうとしか 言いようがない自分が悲しかった...
二度とその患者さんが来ることはありませんでした

 

 

まだまだ 胸に残る患者さんは たくさんいます

 

 

おわりに

さて、真面目な話ばかりでしたが..

今回の泌尿器科 如何でしたでしょうか?

 

泌尿器科の診療は たくさんの患者さんと出会いがあり

人生観や生き方を 患者さんから教えてもらうことがたくさんありました

 

生まれて限りある...時間に

人は いろいろな経験をしながら 楽しいことも 苦しいことも

たくさんの選択肢を判断し 生きています

 

間違っても 気づけば 軌道修正はできますが

どうしても軌道修正出来ないことだってあります

胸に残っている患者さんたちは 人生の極みを見せてくださり

こはくとうに いろいろな事をを投げかけてくれました

その一人一人が 素晴らしい人生を歩んできたことも教えてくれてます

ナースとして泌尿器科での経験は 財産になっています

一生懸命に生きている人間って 本当に素晴らしい!

ナースを目指している学生さん 泌尿器科が気になるナースさん
このブログで 何か気づきがあれば 嬉しいです

泌尿器科に興味を持った方も なにかお役に立てれば幸いです

今後も 泌尿器科のお話ちょこちょこするつもりです

 

 

では またね

 

 

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